皆様こんにちは、如月出版です!
本日は素敵なイベントのご案内です。
来る2014年6月27日、めぐろパーシモンホールにおいて、ピアニスト神武夏子さんの素敵なコンサートが開催されます。
ピアニストの神武さんとは、弊社刊行モダニズム詩集「サムシング クール」の著者である詩人・黒田維理さんのつながりがきっかけとなり、いろいろとイベントの御案内を戴くようになりました。
モダニズム詩人・黒田維理先生の師でいらしたモダニズム詩の巨匠・北園克衛氏と大変深い御縁をお持ちであり、また弊社刊行黒田維理作品集「ナポリフラッグ」でもご尽力いただいた詩人・藤富保男さんから、詩のイベントのご案内をいただいた際、藤富氏と共演されていたのが神武夏子さんです。2013年に行われた藤富&神武氏の素敵なコラボレーションイベント「素描展&朗読−詩人 藤富保男のサーカス的瞬間芸画の世界−」でも、ご案内をいただき、大変楽しい時を過ごさせていただいきました。
この度も、神武さんより素敵なリサイタルのご案内をいただきましたので、ぜひ皆さんにもお知らせしたいと思います。
テーマも「ダリウス・ミヨー&古事記」。
「古事記がテーマ」とは、どこか大スぺクタクル感溢れるといった響きがありますね。
第21回神武夏子ピアノリサイタル「かむながらにVI」
•日程:2014年6月27日(金)
•時間:開場:18:30/開演:19:00
•会場:めぐろパーシモンホール小ホール(→会場アクセス)
•出演:神武夏子(朗読・作曲・ピアノ演奏)/齋藤歩(サウンドクリエイター・作曲・フルート演奏)/ユニット「倭音」(スーパーバイザー)
•チケット:一般2500円/学生1500円(全席自由)
主催:ミモザ/後援:Association des Amis de Francis Poulenc(フランス プーランク協会)、YAMAHA銀座店
※お問い合わせ・チケット申込み:オンラインフォーム/03-3428-5794(FAX)
プログラム
第1部 ダリウス・ミヨーの世界
•フラテリーニのタンゴ
•ボヴァリー夫人のアルバム
•世界の創造
第2部 古事記 中巻
•神武天皇 ◦東への道
◦征旅の歌
◦七乙女
◦狭井河の歌
神武夏子:朗読、作曲、ピアノ演奏
齋藤歩:サウンドクリエイター、フルート、作・編曲
ユニット「倭音」:スーパーバイザー
*
コンサートによせて
今回の「フランス6人組」は、没後40年を迎えるダリウス・ミヨー(1892−1974)をとりあげる。南仏プロヴァンス生まれで、幼少よりヴァイオリンを習い、パリ音楽院でヴァイオリニストを目指すが、次第に作曲を学ぶようになる。1917年、文学者ポール・クローデルの外交官秘書としてブラジルに滞在し、南米のリズムに強く惹かれ、このリズムはミヨーの特徴になる。またバッハからヒントを得て多調性の研究に取り組み、これもミヨーの作風の重要な要素である。帰国後、6人組のもととなった「土曜会」は、ミヨーのアパートで開かれ、若い作曲家たちは友情を育てていった。ミヨーは驚くことに、「屋根の上の牡牛」「スカラムーシュ」など、生涯で400以上の作品を精力的に作り上げた。今回の「世界の創造」は、ブラジルからの帰りニューヨークに寄った時にふれた、ジャズのリズムがふんだんに使われたすばらしい曲である。幼少の小児麻痺、その後のリュウマチ、ユダヤ人であったため戦争中はアメリカに亡命するという、多くの苦悩がありながら、家族に恵まれた幸福な人間とミヨーは語る。人間としての器
が大きい、根っからの明るさが作品にも現れていて、その音楽はいつも私を元気にしてくれる。
「古事記」はいよいよ中巻に入り、カムヤマトイハレビコノ命(神武天皇)が高千穂から出て、多くの戦いを経て、ついに大和に宮殿を築き大和を平定して天下を治める話から始まる。戦いのなか兄を失い、ピンチには天つ神の助けを得て勝利していくが、多くが歌によって語られていく。神武天皇とはどのような人であったのだろうか。より良く天下を治めるために、きびしい戦いに立ち向かった武勇に長けた人。文中に部下を気遣う場面が描かれているように、天下人としての大きな心を持った人であったと思う。そして神武天皇が亡くなったあとは、長男の陰謀を切り抜けた末っ子のタテヌナカワミミノ命(第二代綏靖天皇)が即位する。神武天皇、綏靖天皇ともに、実在しないとされている。どちらにしても、日本の国を創り上げた初代に関わるお話として、大いにロマンを掻き立てられる。その雄大さを表現できればと思う。
神武夏子
(※神武夏子氏HPよりhttp://www.kotakenatsuko.net/)
*
プロフィール
神武夏子(ピアノ)
武蔵野音楽大学音楽学部ピアノ科卒業。フランス留学後、サティとフランス6人組の音楽に出会い、1999年、プーランク生誕100周年記念コンサートを主催。現在、リサイタルを中心に、サロン・コンサート、NHK‐FM「名曲リサイタル」出演など、さまざまなかたちでサティとフランス6人組の音楽を紹介するほか、詩人の藤富保男氏と、ピアノと詩の朗読による「詩を奏でる」を各地で公演。2002年、CD「café des six」、2006年、CD「café Poulenc」を発表。
齋藤歩(フルート、サウンドクリエイター)
国立音楽大学付属高等学校を経て、国立音楽大学フルート専攻を首席で卒業。国立音楽大学卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。第5回日本アンサンブルコンクール室内楽部門、優秀演奏者賞受賞。2000年、2005年、2009年にモーツァルト青少年管弦楽団首席奏者としてオーストリア公演に参加。日本モーツァルト青少年管弦楽団、モーツァルト・カンマー・オーケストラ首席フルート奏者。現在はExtasyBoxのフルート奏者として活躍。またDTMによる楽曲製作など幅広く活動中。
みなさんもぜひ、お運びください!
※弊社関連ブログはこちら
■2013.09.29ブログ 素描展&朗読−詩人 藤富保男のサーカス的瞬間芸画の世界−
■文学・美術の好きな方にオススメ!如月出版の本のご紹介!
モダニズム詩人・黒田維理の代表的詩集「something cool(サムシング・クール)」、
詩のみならず短篇、紀行文、随筆、論説など黒田維理生涯の創作を網羅した作品集「ナポリフラッグ」はいかかでしょう!
ビジュアル・ポエトリー(視覚詩)というジャンルにもあたる洗練された表現は
映像・写真・建築・デザイン・絵画などあらゆるジャンルの垣根を超え
様々なアーティストの方々に高い評価を得ています。
50年の時を経て復刻した詩集「サムシングクール」は
モダニズム詩の巨匠・北園克衛が装丁、
ジャズ評論家清水俊彦の写真が使われたなんとも贅沢な詩集。
躍動感溢れる言葉の連なりからイメージされるのは
クールでもありシュールでもあり、モダンでなおかつスタイリッシュといった言葉の数々。
どれもがあてはまってしまうようなとてもアーティスティックな詩集です。
「ナポリフラッグ」では、「VOU」「Will」「et」「TRAP」など散逸していた貴重な資料から
黒田生涯の作品を集め、1冊の作品集に纏めた永久保存版です。
VOUの詩人・北園克衛を黒田が評論し、高い評価を得ている「HOW TO READ KIT:KAT」、
上田保、吉田一穂、北園克衛と黒田の交流をしたためた随筆も本書に掲載されています。
絵も描いた黒田が大変好んだ色である「白」をメインに大変洗練された美しい装丁デザインを手掛けてくださったのは、著名なガラス工芸家であり氏のお嬢様でいらっしゃる広沢葉子先生(島村アン)です。
「something cool(サムシング・クール)」「ナポリフラッグ」
のお求めは全国書店
または如月出版販売部TEL/03-6657-9000 FAX/03-6657-8999
までお問い合わせください。
「something cool(サムシング・クール)」「ナポリフラッグ」
の詳細は弊社サイトでも紹介していますのでぜひご覧ください。
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