皆様こんにちは!
連日の猛暑、なんとか乗り切っている?スタッフです。
汗をかきかき、仕事に精をだすのも、なかなかオツなもの?です(なんて・・)
汗をかくと、あー働いているゾ!といった感じがものすごくするではないですか!(え?しないですか?)
さて話は変わりますが、
先日の土曜日、
スタッフは東京ビッグサイトで開催された国内最大の書籍見本市
「第18回東京国際ブックフェア」に行ってまいりました!
世の電子書籍化の動向を知るためと講演会聴講が目的です。
電子書籍に関しては、電子書籍に関するハードウェアやサービスを展示する「国際電子出版EXPO」が同時開催されており、NEC、東芝、パナソニックといった大手電機メーカーが出展し、電子書籍端末を展示、実際どのように操作できるのか体験できるようになっていました。
講演会は様々なプログラムが催されていたのですが、その中で
「震災復興支援のためのシンポジウム 〜『本』 は何ができるのか?〜
最前線で奮闘する方々が語る!被災地と避難住民の実情
〜 子どもの教育は? 住民の心は? コミュニティは? 〜」
を聴講、作家の玄侑 宗久 氏 (東日本大震災復興構想会議委員、福島県在住)や 気仙沼市教育委員会教育長、宮古市の書店経営者、 仙台市の図書館司書の方がパネリストとして参加されており、東日本大震災から3ヶ月半、図書館も書店も被災し機能しなくなった中で、被災地でいかに読み手に本を届けることができるか、いかに本が求められているか、現在の本を巡る支援や活動、復興状況を知ることができました。
報告によると、実際弊社も震災発生後、ビーンワールド、タリタリ英語絵本など自社の絵本を被災地の子どもたちにとお届けしたのですが、こういった各出版社のささやかな本の寄贈活動が大変有効であったことや、仙台市の図書館では本30万冊がすべて書架から落ちたり被害を受けたため、配本車を稼動し青空移動図書館を試みていることや他自治体とのネットワークによる図書支援が行われていること、書店経営者からの報告では被災した人々が営業している遠くの書店へバスを乗り継ぎ何時間もかけて本を買いにくる姿があるなど、現地では今、本が被災前より求められ、売れている現状があり、不足の現状がある(つまり情報として本を求めている、特に被災の写真が掲載されたものが多く求められている)ということでした。
自分で情報を求める被災者の姿の根底にあるのは、地震での津波被害のみならず、今無味無臭で目に見えず感覚もない「放射能」という得体の知れないものの中で日常生活を送らねば成らないこと、このような状況では身を守るために真実の情報を何よりも得たいという切実な思いがあるにも関わらず、政府や東電から得ることのできる情報はどこか信憑性が疑われるものばかりで、どの情報を信用して良いのかわからないこと。だからこそ自分で外からの情報取得に動き、目に見えない「原発」に自らの「知識」を被せ、対処していこうという危機感が働いているのではないかということでした。
気仙沼市教育委員会教育委員長からの学校の子供達の現状についての報告では、復興が進み学校も普通の姿を取り戻しつつあり、子供達の姿も東京の子どもたちと同じく全く明るいそうで一見被災地の子どもだと見分けがつきにくいほどだという。だが、その明るさの裏には、被災で困難にあえぐ親たちに心配させまいとする子どもなりの繊細な配慮があり、実際には暗いものを抱えているのではないかとのこと。
そんな現状の中、本を読むことも、彼らの心のケアの一役を担うことができるツールとなるのではないかということでした。
まだまだ更なる支援と同時に「本」の持つ役割も求められているということですね。
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