2009.12.04 Friday
小説・火ノ国銀行!
皆様こんにちは!いつもお読みいただきありがとうございます。
きょうは、我々如月出版の社員にとって、待ちに待った1日でもあり、とても緊張する1日でもあります!
なぜなら・・・・・
今日2009年12月4日(金)は・・・
如月出版の新刊小説の全国発売日だからです♪
その名も・・・
「小説・火ノ国銀行」メラメラ〜メラメラ〜
中村 仁/著
ISBN978-4-901850-25-4
四六版 並製 定価:本体1429+税
(※2009.11.24掲載記事も参照してみてくださいね!)
皆さんは「火ノ国」と聞いて何をイメージされますか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
火ノ国→ただ単にファイヤーッ!
火ノ国→九州の某県?
火ノ国→もしかしてドコカの国の財政が火の車ってこと???それって言わずもがな・・
と、様々だと思いますが(笑)???
一般に「火」という言葉は、なにか、ただ事じゃない、危ない雰囲気を持ち合わせていますよね?さらにそこに「銀行」という文字がつくと、今のご時世だし、なにやら不穏な空気が・・・・。
そうなんです!ちょっとやばいくらい、熱い小説なんです!
この小説でいう火ノ国とは、舞台になる某地方の地元銀行(架空)の名前です。
ここで描かれているのは、今の日本の不景気のあおりをモロに受けている中小零細企業の実情といっても過言ではないと思います。
今、日本の中小零細企業の数は約430万社(個人事業含む)ほどもあるそうです。この数は全国にある企業の約95%にもあたると言われています。
日本の高度経済成長を支えてきたのは、この95%のひたむきな力であったということは皆さんもよくご存知のことと思います。
そしてこの多くが、今、景気悪化の影響を受け、仕事の受注の激減、銀行の融資もままならない、生活苦にあえぎ、悲しいことに自殺者も出ている現状であるのは、新聞やニュースでご存知のことと思います。
九州の某県、仕事に誇りを持って生き、なおかつその仕事が仲間や地元を豊かにすると長年信じて骨身を惜しまず40年間働きつづけてきた、一人の工務店経営者・宮本。彼がそこまで頑張ってこれたのは、地元地銀の一人の頭取の、理解と支えと彼との間に交わした固い約束があったからこそなのでした。その頭取の言葉によって、人生を180度変えられた宮本は、その恩義に報いるため仕事にまい進し、ようやく地元に貢献できる信頼ある会社と経営者として成長したのでした。しかし銀行の世代交代、景気の悪化に伴い徐々に露見したのは、長年信頼関係にあると思っていたはずの地銀と経営者の間の価値観や立場の違いでした。また銀行は銀行で、その内部に、モラルの欠如からなるともいえる抜き差しならない大問題を抱えていました。両者の溝は景気悪化を境にどんどん深まり、やがて起きたのは中小零細企業には致命的ともいえる〇〇〇〇・・・・・ここから先は、手に汗握る展開の連続です!
本の帯の裏には登場人物の一人の台詞が載っています。
この台詞こそ、今の中小零細企業のつらい現状、叫びを代弁している言葉だと思うのです。
両者とも良い時は持ちつ持たれつの良い関係ですけど、悪くなると結局弱者といえるほうにすべてシワ寄せが来てしまうんですね・・・
社員や家族や取引業者の仲間の生活の為にも何が何でも会社存続に賭けざるを得ない経営者と、リスクを負いたくない銀行、双方のゆずれない熱い駆け引きの果てに行き着く意外なストーリーの結末には、いくばくかの生きる希望を見い出していただけるのでは?と思います。この小説が、今困窮に陥っている、中小零細企業の現状理解につながれば、そしてその上で、今日本の抱える大きな問題の一つでもある、「企業の社会に果たすべき役割」と「銀行の本来の使命」とは何なのか?を改めて考えるよい機会につながればと思っておりますので、是非、皆さんお手にとってお読みいただければと思います。
よろしくお願いします!
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